阿蘇青年会議所 2021年度スローガン
「阿蘇はひとつ」
家族・地域・自分自身を幸せに~小確幸・利他の心で~
阿蘇青年会議所 第42代理事長 富澤 礼司
はじめに
責任世代と呼ばれる年齢となり、地域コミュニティーの一員として各種行事に参加し、先々で多くの方々に助けられ支えられ、今こうして我が家は、私個人の生活は成り立っています。阿蘇青年会議所に入会する以前の私は、「地域」という言葉、またその存在意義を深く意識したことはありませんでした。青年会議所会員となり、委員~委員長を経て様々な事業計画を立てそれらを実行していく中で、私の中の「地域」に対する想いは少しずつ、確実に私の心の大きな部分を占有するようになりました。
阿蘇に縁もゆかりも無かった私がこうしてこの地に根差し、創業し、この地を愛し誇りに想い、家族と幸せな日々を過ごすことが出来るその最大の理由のひとつに、阿蘇青年会議所があります。私にはかけがえのない仲間がいます。自分を受け入れてくれる、支えてくれる、成長させてくれる場所があります。時に厳しくも助言を与えてくれる、信頼できる先輩がいます。それが阿蘇青年会議所です。
私が大好きなこの阿蘇には、私の大事なものがすべてあります。私にとって、この地域には特別な「価値」があります。その価値を対内・対外的に高めていくことは、この地域の将来にとってだけでなく、私自身にとってもとても重要な事なのです。地域のために汗をかくということは、人を喜ばせること、人の役に立つこと。そしてそれらすべての行動はめぐり巡って己の人生を豊かにすることに直結するのだと確信しています。今の私にとって「地域」とは、「家族」の次に温かみのある言葉であり、大事なものであるような気がしています。
―組織運営方針―
地域奉仕事業を計画する際、まずは事業の目的・意義を明確にし、数値目標(検証可能な目標)を設定します。事業担当委員長は、それらを「何としても達成したい」という願望を理事役員と共有する事から事業はスタートします。「こうしたい、こうありたい」と思ったら、何が何でもそれを実現しようとする強烈な意思を持つこと。また、その意思を会員全員の意思に変えられるよう率先して行動する事が必要です。そのためにも、各委員長は議案作成から実行まで、確固たるリーダーシップを発揮し続けなければなりません。
今年度の組織運営の基本理念は、「常に明るく前向きに」、そして「変化無しに成長無し」です。私たちは愛する阿蘇をより良い状態に変化させていくことを常に考え行動しなければなりません。日々様々な情報が押し寄せ、価値観がシフトする中、阿蘇青年会議所もその組織運営方法の幾つかを変化させる時期が来たと実感しています。受け継がれた伝統や想いは守りつつ、見直しが必要な部分は時代に見合った形へリニューアルして参ります。特に、理事役員会議の効率化に力を入れ、会議時間の短縮と生産性向上を図ります。
―理事会 新ルール―
委員長は討議上程時に定型上程議案書ではなく、「6W3Hプレゼン資料(A3用紙1枚)」を作成し、事業内容を的確かつ最短でプレゼンします。また、議案上程時には、別途「プレゼンタイムスケジュール」を添付し、事業のキーポイント・重要ディスカッション項目・アクションプラン決定に要する時間をあらかじめ発表し、持ち時間を厳守します。
―委員会―
今年度は「①交流委員会」「②研修委員会」「③環境委員会」「④広報委員会」の4つの委員会を設置します。①+②=「交流・研修グループ」、③+④=「環境・広報グループ」とし、各グループに委員を配置。2つの委員会から成る合同グループが協力して事業・例会を実施して参ります。
「交流委員会」は地域内外の個人・団体などをつなげ、地域の人々に新たな出会いを創り出す事業を行います。
「研修委員会」は地域の人々に新しい学びや文化・体験を提供する事業を行います。
「環境委員会」は地域の人々と共に地域環境の学習・改善・美化につながる事業を行います。
「広報委員会」は総会などの対内事業を担当し、理事会の議事録作成や対外事業活動の情報発信を行います。
―結びに―
2021年度の阿蘇青年会議所は「利他の心」を活動理念とし、メンバー全員参加型で組織運営を推進し、家族・地域・そしてめぐり巡って自分自身を幸せにできるような、誰もが参加して楽しい地域奉仕活動を実施して参ります。また、より多くの方々に阿蘇青年会議所活動、そして会員それぞれの輝く個性を知って頂き、共に成長できる仲間を増やしていきたいと思います。
大好きな阿蘇をもっと魅力的な阿蘇にするために。
最高の阿蘇を次世代へ継承するために。
地域の皆様の笑顔のために。